2008年9月16日火曜日

リーマン大暴落「災難にあう時節には災難にあうがよく候」

リーマンブラザーズ破綻で世界の株式市場は大暴落。おまけに円が上がって外債も目減り。「想定内」だと粋がる人もいるけれど、おいらは想定してなかったのでかなり凹んだ。こう言うときは良寛の心境だね。掲題の言葉は良寛のもの。

良寛が文政十二年(1827)の大地震の時、地震で被害にあった人に対して送った手紙がある。曰く:

しかし災難に逢時節には 災難に逢がよく候 
死ぬ時節には 死ぬがよく候 
是はこれ災難をのがるる妙法にて候 かしこ 
           良寛

何事にも無理して力まないのである。これぞ良寛流の自然体。
 
この世界には、どう考えてもお金の量が多すぎた。あまり多すぎたので神様が「物差し」(つまり市場価格)を変えておしまいになったのである。「汝ら今日から貧乏人だよ」というわけ。

もっとも神様は公平というわけではない。タンス預金や郵便局に分散してお金を隠していた連中や制度的な既得権者は(キャッシュフローが保障されているので)無傷。いつもながら神様は不公平だ。

仕方がない、自然体で対応しよう。贅沢はやめて質実剛健で行くのだ。マスコミに踊らされて既得権者をさらに儲けさせるようなお金の使い方は決してしないこと。こうすればあいつらへも損失の「均霑」が行き渡るので、世の中すべて公平と言うことになる。神様もそれを想定されているのであろう。

4 件のコメント:

匿名 さんのコメント...

いや、これはチャンスですよ。バシバシ行きましょう。

Unknown さんのコメント...

そうですね。実力以上の円高だし米国株なんかいいかも。GEの配当利回りはもう5%ですもんね。

でも、今買えば底値かも知れないけれど、「頭と尻尾はくれてやる」の精神であまり欲張らないのが散人の慎ましいところ。しばらくは様子見。だからあまり大きくは儲からない。

匿名 さんのコメント...

”秋刀魚の頭と尻尾は素人さんに”仰るとおりですね。タダ、ここは底値じゃないとは思いますが。それはさておき、アメリカはまだまだ成長余地有りで、散人さんに一票。

匿名 さんのコメント...

アメリカの農業は穀物相場上昇でかなり儲けているので、大手金融に税金を投入するとなると、団結して怒るでしょうね。たぶん、ブッシュはもう声明できない。テキサスの農場に帰れなくなる。もう、こうなったら、ガンガン大手金融を整理してもらって、日本も影響を受けまくって、国際的穀物相場で高くなってはいても、日本から比べればずっと安いので、カリフォルニア米を買わないと私のような低所得者は生きていけないということで、どんどん、日本に入ってくることを、アメリカの次期大統領に期待。大手金融を保護するならば、アメリカの農業団体が、より日本の農業市場の開放を強くブッシュするはず。あと、日本の農水省はいりません。小池さんが霞ヶ関をぶっこわすそうなので、まず、農水省。で、日本の農家も作りたいだけ、ガンガン米を作ってください。今後の世界は、現物をもっていることが必ず有利に交渉をすすめることができます。もし、一時的に所得が減っても、各農家は、自分たちの米を備蓄しておけば、ゆとりある食生活はできます。美味しい米なら、都会から直接、飲食産業が買いにくるし。で、都会人は、肉体と、本にたよらない知能が、現物になるのでしょうね。それと、外国との交渉力。

あ、ついでに、「枝豆」で、アトキンスダイエットすれば、かなり期待できそうですよ。最初の一口は日本製の高級で、残り9割は、外国の冷凍で安いもので。すごい、価格差ですよね。うらやましい話なんだけど、農家は、本当に美味い自家製の枝豆を夏場食べているんですよね。